Daily Brief:犬にも反抗期(研究結果)

HERE’S WHAT YOU NEED TO KNOW

世界で今起きている事

Quartz読者の皆さん、おはようございます。 夏のような天気が続き、新型コロナ関連のニュースにも疲れてきた5月中旬ですが、今日も世界のニュースをチェックしましょう。(英語版はこちら)。

Photo by Andrew Schultz on Unsplash
Photo by Andrew Schultz on Unsplash
  1. FBIは、米国のコロナウイルス研究をハッキングしたとして中国を非難。FBI(米連邦捜査局)は、ワクチンや治療、検査に関する研究やデータに対する中国政府機関のサイバー攻撃を調査していると明らかにしました。
    👹
    The FBI accused China of hacking US coronavirus research. The US Federal Bureau of Investigation said that it is investigating Chinese state-affiliated cyberattacks on research and data related to vaccines, treatments, and testing.
  2. 台湾はパンデミックの影響で、以前よりも強くなっている。台湾のパンデミックへの効果的な対応は国際的な支持を得ており、国連やWHO(世界保健機関)などの国際機関に加盟するという数十年来の悲願を後押しするかもしれません。
    💪
    Taiwan might emerge from the pandemic stronger than before. The country’s effective pandemic response has won it international support, which may help further its decades-long quest to be included in international institutions like the UN and the World Health Organization.
  3. 米国のHuawei禁止令はあと1年続く。ドナルド・トランプ大統領は、国家安全保障上の脅威に指定されているHuawei(ファーウェイ、華為技術)のような企業が製造した通信機器を米国企業が使用することを禁止する大統領令の期間を延長しました。
    😤
    The US Huawei ban will last another year. President Donald Trump extended his executive order barring US businesses from using telecommunications equipment made by companies, like Huawei, that are designated a national security threat.
  4. インドは中小企業に600億ドル(約6兆5,000万円)の融資枠を提供。保証対象は、シャドーバンクや電力会社にも拡大する見通しです。政府は10月までに、450万の企業が無担保の銀行融資を受けられるようにしたいと考えています。
    💰
    India offers small businesses a $60 billion credit line. The loan guarantees will also be extended to shadow banks and power companies. The government wants to help 4.5 million businesses get collateral-free bank loans by October.
  5. COVID-19についてWHO「消滅しないかもしれない」。WHO(世界保健機関)で緊急事態対応を統括する専門家は、この新型コロナウイルスがHIV(ヒト免疫不全ウイルス)のように風土病になる可能性があると警告し、ワクチン開発競争を「壮大な挑戦」と表現しました。
    😷
    WHO warned Covid-19 “may never go away.” A World Health Organization emergencies expert said the novel coronavirus could become endemic like HIV, and called the race to find a vaccine “a massive moonshot.”

Charting (and judging) our neighbors

コロナ対策の自己評価

新型コロナウイルスによってお隣さんとの付き合いができなくなっても、お隣さんを“判断”するのは止められません。たとえば、あの薄手のスカーフだとマスクになってないんですけど…だとか、うわー、またAmazonの配達がきてる…だとか。

公衆衛生に関するNPOのKaiser Family Foundationは最近、米国に住む1,000人以上の成人を対象に、新型コロナウイルスとソーシャルディスタンシングについての実体験を調査したところ、多くの人が隣人の努力には満足していないという結果が出ました。

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大多数の84%が、新型コロナウイルスの発生によって生活に支障をきたしたと答えています。それでも、80%の人が、ウイルスのさらなる拡散を防ぐためには、ソーシャルディスタンシングや屋内避難のガイドラインに価値があると感じていました。誰もが自分たちと同じように優秀であれば、なおいいのですが(自分自身を悪く評価した人は11%に過ぎません)。

You Asked about if VPNs impact Covid-19 tracking

VPNに関する質問

VPNはCOVID-19のトラッキングに影響を与えますか?(Kさんからのご質問)

回答者:なにかしらのニーズを満たそうとテクノロジーがデータを扱うところには、常にプライバシーに関する疑問が出てきます。また、プライバシーに関する疑問が出てくるところには、常にデータの有効性に関する懸念が出てきます。

QuartzのテックレポーターであるAmrita Khalidに、公私におけるプライバシー上の理由でVPN(仮想プライベートネットワーク)を使用している場合、連続的なコンタクトトレース(追跡)に分断が生じる可能性があるのか、調査してもらいました。

「それはありえない」と、彼女は言います。「VPNはISPアドレスを暗号化しますが、さまざまなアプリがGPSで位置情報を拾うのを防げはしません。これは(GPSでなく)Bluetoothベースの場合も同じです。Bluetooth技術は、インターネットではなくローカルネットワーク接続に関わるものなのでVPNの影響を受けないのだと、クラウドサービス企業AivenのCTO、Heikki NousiainenがQuartzへのメールで指摘してくれています」


SURPRISING DISCOVERIES

世界のトリビア

  1. 意欲的な原油投資家は、本当に「プール」に石油を貯蔵していた。燃料タンクは言うまでもありません。
  2. 韓国人はシャネルのバッグのためにソーシャルディスタンシングのガイドラインを破った。デザイナーズ商品の値上げが差し迫っていたため、午前5時から店舗に並ぶ人もいました。
  3. 犬にも不機嫌な10代のような時期がある。新しい研究によると、生後5~8カ月の犬は、親との関係がぎくしゃくしていて、世話をする人への反応が鈍いことがわかりました。
  4. 科学者たちは木星のガスのような大気の裏側を新たに発見した。この惑星の新たな詳細画像は、3つの主要な画像システムである木星探査機のジュノー、ハッブル宇宙望遠鏡、ジェミニ天文台の観測結果を組み合わせたものです。

【今日の夕方は…】

AP/JOEL C RYAN
AP/JOEL C RYAN
Image: AP/JOEL C RYAN

本日のPMメール「Millennials Now」では、「ヒット曲の新法則」をテーマにお届け。音楽ストリーミングサービスと、TikTokの広がりが、ヒット曲に及ぼす影響とは? 今回は、Spotifyのチャートを分析し、ヒットソングが生まれる新たな法則に迫ります。


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