HERE’S WHAT YOU NEED TO KNOW
世界で今起きている事
Quartz読者の皆さん、おはようございます。Space X社の初の有人宇宙飛行がいよいよ明朝に迫っています。（英語版はこちら）。
- 米中緊張が沸騰の危機……。香港で反中国デモを再燃させた、国家安全法制の香港への適用をめぐり、米国政府は中国の企業や政府関係者に制裁を科すことを検討していると報じられています。また、英国政府は、中国国営テレビの報道に懸念を表明。香港の住民は「偉大なるファイアーウォール」を回避しようとプライバシー保護のためのVPNを記録的なペースでダウンロードしている一方、中国の習近平国家主席は、軍事衝突に備えるよう呼びかけています。
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US-China tensions over Hong Kong risk boiling over… The US government is reportedly considering imposing sanctions on Chinese firms and officials over China’s new national security laws for Hong Kong which have already re-ignited anti-Beijing protests in the city. The UK government has also raised concerns over Chinese state TV reporting on the new measures, and Hong Kong residents seeking to circumvent the “great firewall” are downloading privacy-protecting VPNs at a record pace. Meanwhile, China’s president Xi Jinping is calling on the country to prepare for military conflict. - ……そして、貿易協定は再び危険にさらされている。NEC（米国家経済会議）委員長であるラリー・クドローは、1月に署名された米中貿易協定の「第1段階合意」はまだ有効であると繰り返しましたが、ドナルド・トランプ大統領自身は、協定に対する米国のコミットメントを損なうような発言を続けています。また、中国はオーストラリアに対し、貿易問題で米国とあまり密接に連携しないよう警告しました。
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…and the trade deal is one again at risk. While US president Donald Trump’s top economic adviser reiterated that the “phase one” trade deal signed in January is still in effect, Trump himself continued to make statements that undermine US commitment to the agreement. China also warned Australia against aligning too closely with the US in trade matters. - ニューヨーク証券取引所が再開。立会所が一部再開されたことで、トレーダーは米ウォール街の中心部に鼓動を取り戻し、S&P500は3月にロックダウンが始まって以来初めて、3,000ポイントを記録。1週間を明るい話題でスタートさせました。
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The New York Stock Exchange reopened. Traders brought a physical pulse back to the heart of Wall Street, helping open the short trading week on a positive note that saw the benchmark S&P 500 touch 3,000 for the first time since before lockdowns began in March. - Huaweiの孟晩舟に重要決定。米国による対イラン制裁に違反した疑いでバンクーバー空港で拘束されから542日を経て、Huawei（ファーウェイ、華為技術）の副会長兼CFO（最高財務責任者）の米国への身柄引き渡しをめぐって、カナダ・ブリティッシュコロンビア州の最高裁判所は重要な決定を下すとみられます。
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It’s decision day for Huawei’s Meng Wanzhou. A Canadian judge is expected to release a key ruling that could see the tech giant’s chief financial officer freed some 542 days after being detained in a Vancouver airport over Huawei’s alleged violation of US sanctions against Iran. - Googleの重い手が削除ボタンを見つけた。Googleは、TikTokで人気のインド人動画クリエイターに対する組織的な攻撃だと判断し、Google PlayアプリストアのTikTokレビューに残されていた数百万件のネガティブなコメントを削除しました。Googleの姉妹会社であるYouTubeもコメントを削除しています。こちらには、中国共産党を侮辱する2つのフレーズが含まれていました。
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Google’s heavy hand found the delete button. The search giant deleted millions of negative reviews left for the TikTok app in its Google Play app store after determining that they were a coordinated attack against a popular Indian video creator on the platform. Google’s sister company, YouTube, was also caught deleting comments—this time a pair of phrases that insult China’s Communist Party. - HBO Maxが米国でサービス開始。AT&Tの新しいストリーミングサービスは、人気テレビドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』や名作コメディ『フレンズ』などを含む、HBOのライブラリを拡充することになります。DCコミックの世界のファンは、2018年に酷評された『ジャスティス・リーグ』の新バージョンを楽しみにしていてください。
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HBO Max launches in the US. The new streaming service from AT&T expands HBO’s library of TV shows including Game of Thrones with popular sitcoms including Friends. Fans of the can look forward to a new version of 2018’s critically panned Justice League. - ワーナーミュージックがIPOへ。「Big 3」の一角を占める音楽出版社は、2011年にプライベートカンパニー化していましたが、ニューヨーク証券取引所に戻ってきます。その評価額は、130億ドル（約1兆4,000億円）以上となる可能性があります。その他の音楽ニュースでは、Def Jam recordsがアフリカ大陸での人材育成を目的としたアフリカユニットを立ち上げました。
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WarnerMusic cashes in with an IPO. The “big three” music publisher could be valued over $13 billion when it returns to the New York Stock Exchange after going private in 2011. In other music news, Def Jam records launched an Africa unit to develop talent on the continent.
A banner day for US space travel (weather permitting)
アメリカの宇宙開発が新たなフェーズへ🚀
NASAは日本時間の明朝、フロリダ州のケネディ宇宙センターから、スペースX社のクルードラゴンを使用し、2011年以来となる有人宇宙飛行を実施します。打ち上げは、27日午後4時33分（日本時間28日午前5時33分）に予定されています。もし天候に恵まれなかった場合（今の所、40％の確率です）、打ち上げは今週末へと変更されます。NASAの公式ライブストリームがこちらからご覧いただけます。
Charting American mall tenants
衰退するアメリカのショッピングモール
パンデミックの前から、米国の多くのモールは衰退していました。デベロッパーが長年にわたって、ショッピングセンターを過剰に建設した結果、小売のバブルは最終的に崩壊しました。アクティビティやレストランが充実した高級モールは今でも観光客をひきつけていますが、それ以外のモールは店舗の脈絡がなく、消費者のオンラインでの購買が増えていることで、集客に苦労しています。そして今、COVID-19はさらに大きな痛みを与えています。
コースター社のデータによると、米国のモールスペースの占有率上位20社のうち14社が百貨店やアパレルチェーンであり、それ自体がモールの問題となっています。百貨店はすでに経営難に陥っていましたが、今回の新型コロナウイルスはさらに状況を悪化させています。不動産を調査しているGreen Street Advisorsは、モールを拠点とする百貨店の半数が今後2年間で閉店する可能性があると見積もっています。さらに衣料品チェーンや百貨店は、同じくモールの一角を占める映画館などよりも、eコマースとのカニバリゼーションという大きな脅威にも直面しています。
You asked about private jets
コロナ後の空の旅
ポストコロナの世界では、プライベートジェットの需要が盛り上がるのでは？（ジェームスさんからのご質問）
回答者：すでに、そうなっています。このパンデミックが中国から世界へと拡大していた1月、香港発オーストラリア・北米行きのプライベート便の需要は214%も急増しました。もっとも、2月にはフライト数は正常化し、プライベート便に殺到する事態は収まりました。
一方、ヨーロッパではウイルスの流行によって、イタリア発のプライベートジェットの便数は11%増加しましたが、3月初旬には46%減少しました。米国では今、富裕層が再び空の旅へと飛び立っていますが、いまだコロナ危機以前の水準には達していません。
SURPRISING DISCOVERIES
世界のトリビア
- 次の停車駅：キングズランディング？ 人気テレビドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』の原作者、ジョージ・R・R・マーティンは、歴史あるサンタフェ・サザン鉄道を購入したグループの一人です。
- 恐竜にチャンスはなかった。研究者らは、恐竜を一掃した小惑星が「最も危険な角度」で衝突したことを発見しました。
- 毛皮を使わない新しい理由。オランダのミンク農場の労働者が病気になったのは、動物から人へのCOVID-19の最初の感染例かもしれません。
- 私たちは（ほぼ）テクノロジーを手にしている。科学者たちは、なめることができるスクリーンで味を再現し、本物よりも高性能なバイオニック・アイを作りました。
- その成分表示は100%正確ではないかもしれない。FDA（米食品医薬品局）は、新型コロナウイルスによる原材料不足を理由とした軽微な成分変更については、企業がラベルを変更しなくても良いとしています。
【今日の夕方は…】
本日水曜のPMメールは「Africa Rising」。「アフリカンカルチャーの今」に迫った、4週連続の特集シリーズの第2回目をお届けします。テーマは、「アフリカのファッション」。ナイジェリアから、南アフリカまで、自身のアイデンティティに向き合いながら、時代の新境地を切り開く、4人のデザイナーを紹介します。
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