HERE’S WHAT YOU NEED TO KNOW
世界で今起きている事
Quartz読者の皆さん、おはようございます。日本に台風が迫る一方、世界は増え続ける新規感染者にIBMの分社化、さらにはノーベル平和賞の発表と今日も動き続けています。金曜日のグローバルニュースをお届けします(英語版はこちら)。
- 新型コロナウイルスの1日当たりの新規感染者数で新記録。WHO(世界保健機関)は木曜日(8日)、新たに33万8,779人の新規感染者が確認されたと発表しました。感染者数が急増している欧州では、インド、ブラジル、米国よりも多くの感染者が新たに報告されました。IMF(国際通貨基金)の最新の調査は、より厳しい規制は長期的には経済に利益をもたらすとして、新型コロナウイルスと闘うための厳格なロックダウンを支持しました。
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Coronavirus cases reached a new daily record. The World Health Organisation reported 338,779 new confirmed cases of Covid-19 on Thursday with Europe now adding more new cases than India, Brazil or the United States. A new study from the International Monetary Fund backed strict lockdowns to combat the disease, saying that more severe regulations benefit the economy in the long run. - 中国は台湾の建国記念日を前に神経を尖らせている。ニューデリーの中国大使館は、地元のジャーナリストに対し、中華民国の誕生を祝う10日10日の「双十国慶節」を前に、台湾を独立国と呼ばないよう求めました。
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China tenses up ahead of Taiwan’s national day. The Chinese embassy in New Delhi told local journalists not to refer to Taiwan as an independent country before the Double Ten Day holiday that marks the birth of the Chinese Republic. - ノーベル平和賞が発表される。昨年の平和賞はエチオピアのアビー・アハメド首相に贈られましたが、オッズメーカーは賞の最有力候補として、WHO(世界保健機関)、環境活動家のグレタ・トゥンベリ、ニュージーランドのジャシンダ・アーダーン首相などを選んでいます。
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The Nobel peace prize is awarded. After last year’s award went to Ethiopian President Abiy Ahmed, oddsmakers have singled out the World Health Organisation, climate activist Greta Thunberg, and New Zealand prime minister Jacinda Ardern, among others as front runners for the prize. - 「Big Blue」が「Big Two」になる。Big Blueの愛称で知られる創業109年の米IBMは、上場企業2社に分社化すると発表しました。1社は伝統のIT事業を担い、もう1社は収益性の高いクラウドコンピューティング事業に注力します。このニュースを受けて同社の株価は6%上昇しました。
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“Big Blue” will be the “Big Two”. The 109-year old tech company said it will split itself into two publicly listed companies, one dealing with its legacy IT business, and the other focusing on its highly profitable cloud computing business. The company’s stock jumped 6% on the news. - ホワイトハウスはTikTokを禁止するために別の手を打った。米国政府は、中国の動画アプリを禁止するドナルド・トランプの大統領令の執行を阻止した連邦地裁の一時差し止め命令に対し、首都ワシントンDCの連邦控訴裁判所に控訴しました。
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The White House made another attempt to ban TikTok. The US government appealed a judge’s ruling that has so far prevented US president Donald Trump’s executive order banning the Chinese short-form video app in a powerful Washington DC court on Thursday.
Matters of debate
討論会で分かったこと
ドナルド・トランプ米大統領が民主党のライバルであるジョー・バイデンを相手に90分間話し続けた、先週の大失敗の討論会とは違い、マイク・ペンス副大統領(共和党)とカマラ・ハリス上院議員(民主党)は、今週の討論会で、基本的にはお互いに礼儀正しく議論していました。それは、完璧ではありませんが、それなりにアメリカ合衆国の名に恥じない討論会でした。
討論会を受けて、ここでは、Quartzの最も示唆に富んだ記事をいくつかご紹介します。
- ペンスが自慢する、景気V字型回復の真実。
- ウォール街では、接戦への心配が薄れてきている。
- (石油やシェールガスの採掘に使われている)水圧破砕法になぜバイデンとハリスは賛成なのか。
- (大統領候補の)余命はハリスもペンスも触れられない「サードレール」。
昨日、トランプはオンラインでの討論会には参加しないと発言しましたが、代わりに、今は両候補者が個別にタウンホール形式の集会を開催しています。大統領候補討論会がオンラインで開催されると、どのような形になるのでしょうか? 両候補者が最終的にそのようなイベントを開催することに同意したとしても、残念ながら、ミュートボタンはないでしょう。
Charting the world’s richest Indians
インドで独走する富豪
インドの大手財閥、Reliance Industries(リライアンス・インダストリーズ)の会長で、インドで最も裕福なムケシュ・アンバニの純資産額は、この1年間で73%増加し、約890億ドル(約9兆4,357億円)近くになりました。次いで2番目に位置するAdani Group(アダニ・グループ)会長のゴータム・アダニは、大きな差をつけられています。
COVID-19によるパンデミックや株式市場の低迷にもかかわらず、インドの富豪上位100人の純資産を合わせた総額は昨年、14%上昇しました。ニハリカ・シャルマ記者は、アンバニがいかにして他のインド人富豪たちを凌駕したのかを追跡しています。
Obsession Interlude: Because China
習近平の正しい発音
外国語は難しいものです。しかし、もしあなたが米国で最高の地位を争っているなら、世界で2番目に力を持つ人物の名前の発音を練習するのは良いアイデアかもしれません。
水曜日(7日)の夜、米副大統領候補の討論会で、カマラ・ハリス上院議員は、中国の指導者である習近平(Xi Jinping)の名前をひどく変形させ、「Xi」を「zhee」に近い発音にしてしまいました。中国語の「x」の音は、ネイティブでない人にとっては難しく、英語では「she」が最も近い音で、舌を低くし、歯の後ろに平らに押し付けて発音します。
しかし、世の中には、もっとひどい発音の間違いをした人がいると聞けば、ハリスも安心できるでしょう。2014年、インドの国営放送のアンカーが、訪印中の中国の指導者を「イレブン・ジンピン(Eleven Jinping)」と呼んで、解雇されてしまいました。「Xi」をローマ数字の「XI」と間違えたのです。
もしあなたが中国語を話さないのにこの数分間、「Xi Jinping」という発音を練習していたのなら、その努力に敬意を表します。ここでは、いくつかのツールもご紹介します。
- ChinesePodの発音ツールでは、母音と子音のさまざまな組み合わせの便利な分類と、さまざまな音の舌の位置を示す図を見ることができます。
- カリフォルニア大学サンディエゴ校の拼音(ピンイン)ガイドでは、拼音として知られる中国語の発音アルファベットと、参考のための音声ファイルが提供されています。
他にも言語に関する記事をQuartzのBecause China Obsessionで、ぜひご覧ください。
You asked how to ask
昇給交渉はあり?
パンデミック期間中に昇給を求めることはできますか?
回答者:
単刀直入にこの問いを投げかけられたことはありませんが、パンデミックが長引いていることから、すでに考えたことがある人や、あるいは今後考えることになる人もいるでしょう。しかし、私たちがまだ社会的な小康状態にとどまっているからといって、経営環境が通常の状況に戻っていないとは限りません。
私たちは専門家に話を聞きました。専門家は、あなたがきちんと要求をするべきだとアドバイスしていますが、いくつかのガイドラインを心に留めておくことが大事なようです。
- 経済については言及しない。
- 個人的な財務状況を持ち出さない。
- 職務の変化を強調する。
キャリア・アドバイザーのKaren Coffeyの助けを借り、Sarah Toddがプロセスを通してあなたを導きます。
SURPRISING DISCOVERIES
世界のトリビア
- 写真を古く見せるための新しいアプリが登場。Dispoは使い捨てカメラの魔法を再現しようとしており、ユーザーは自分の写真を見るために次の日まで待たなければなりません。
- ついに上陸。世界初の 「実物大」 ゴジラ像が、日本の大阪の近くにある淡路島のテーマパークで一般公開されました。
- 科学者たちが厄介なスズメバチの名前をCOVID-19にちなんでつけた。新たに発見されたStethantyx covidaは、ヒメバチの一種で、生物の体内に卵を植え付けることができます。
- 勇敢なアシカに新たな希望。画期的な脳手術が、水中の毒素濃度の上昇によって引き起こされるアシカのてんかんを治すかもしれません。
- 乗船をお待ちしております。シンガポールは定員を半分に制限した行き先のないクルーズを開始し、環境問題をめぐる怒りに火を付けました。
【今日の夕方は…】
本日夕方の「Deep Dive」は、「パンデミック時代に耐久する都市空間」をテーマにお届け。COVID-19は、私たちが暮らす都市生活のあり方に大きな影響を及ぼしています。今後、空間をどのように設計していくのか、そして「気候変動」や「渋滞」といった、これまでも取り上げられていた問題にも対応した都市づくりとは?
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