HERE’S WHAT YOU NEED TO KNOW
世界で今起きている事
Quartz読者の皆さん、おはようございます。なかなかアップデートされない選挙様式。これは日本だけではないようです。本日もグローバルニュースをお届けします(英語版はこちら)。
- Didi Chuxingは注目IPOで香港に目を向けている。中国配車サービス大手、Didi Chuxing(ディディ・チューシン、滴滴出行)は、ニューヨークでの上場計画を断念したと報じられています。代わりに、時価総額600億ドル(約6兆3,200億円)以上を目指し、2021年前半にも香港市場での上場を目指しているそうです。
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Didi Chuxing looks to Hong Kong for a blockbuster IPO. The Chinese ride-hailing giant has reportedly ditched plans to list in New York and instead is aiming for a debut closer to home in the first half of 2021, targeting a valuation of more than $60 billion. - 中国企業は5Gをめぐってより多くの試練に直面している。最新の動きとしては、スウェーデンが5GインフラからHuawei(ファーウェイ、華為技術)とZTE(中興通訊)を締め出し、米国はブラジルに対し、Huawei以外からの5G機器購入を支援すると表明しました、一方、インドのReliance Jio(リライアンス・ジオ)は、Qualcomm(クアルコム)と開発中の5Gハードウェアの詳細を発表しました。
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Chinese companies face more opposition on 5G. Sweden is the latest country to bar Huawei and ZTE from its 5G infrastructure, while the US said it would aid Brazil in purchasing 5G equipment from anyone but Huawei. Meanwhile, India’s Reliance Jio announced more details of the 5G hardware it’s developing with Qualcomm. - Cathay Pacificは6,000人の雇用を削減する計画。レイオフの規模は、Cathay Pacific(キャセイパシフィック航空)が以前に見込んでいた8,000人よりも縮小されました。報道によると、香港を拠点とするこの航空会社は、Cathay Dragon(キャセイドラゴン航空)というブランドも廃止する予定だそうです。
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Cathay Pacific plans to cut 6,000 jobs. The layoffs are less severe than the 8,000 the carrier had previously anticipated. The Hong Kong-based airline will also reportedly eliminate its Cathay Dragon brand. - 米国がGoogleを反トラスト法違反で提訴…。司法省と11州が共同で起こした訴訟では、同社がネット検索および検索広告市場での独占的な地位を維持するために、競争を妨げたと主張しています。
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The US laid out an antitrust case against Google… Eleven states joined the Justice Department in a lawsuit alleging the company has used anticompetitive practices to maintain monopolies in search and search advertising. - …そして、1MDBスキャンダルではGoldman Sachsと和解した。米金融大手のGoldman Sachs(ゴールドマン・サックス)は、マレーシアの政府系ファンド、1MDB(1Malaysia Development Berhad)をめぐる汚職事件で、米政府に和解金28億ドル(約2,950億円)を支払う予定ですが、事業に影響を及ぼす可能性のある訴追は免れる見通しだと報じられています。不正に関与したとされるアジア子会社は今週、罪を認めるとみられます。
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…and reached a settlement with Goldman Sachs on the 1MDB scandal. The bank will reportedly pay $2.8 billion but avoid prosecution that would have impacted its ability to do business. An Asian subsidiary is expected to plead guilty this week.
Charting China’s billionaires
中国人ビリオネア
超富裕層といえば、中国は2015年にビリオネア(※個人資産10億ドル以上)の数で米国を初めて追い抜き、その数は現在、世界一となりました。中国富裕層向けメディアのHurun Report(フルン・レポート、胡潤百富)が22年間にわたって超富裕層を調査し、毎年発表している長者番付「Hurun China Rich List」に、昨日(20日)、新たに257人のビリオネアが追加されました。
こうしたビリオネアが保有する資産は、2019年には合計で2.6兆ドル(約274兆円)でしたが、今は4兆ドル(約421兆円)まで伸び、ドイツのGDPに匹敵します。Quartzのレポーター Mary Huiがグローバルパンデミックの状況下にもかかわらず、中国において富裕層が超富裕層へと変化している理由を考察しています。
Poorly designed ballots are difficult to fix
使いづらい投票用紙
IT業界では一般的となった、インターフェイス設計における「ユーザー重視の思想」ですが、少なくとも米国では、まだ投票用紙の設計には活かされていません。
米国では何世紀にもわたって紙の投票用紙への不満が訴えられていますが、なぜ各州はゼロから投票用紙をつくり直すことができないのでしょうか? QuartzレポーターのAnne Quitoは、それが簡単ではないいくつかの理由にたどり着きました。
- 🗳やっぱり紙が好き。投票の際、手で用紙に記入している有権者数は、全体の95%(推定)。米国では、紙がいまだに最も一般的で安全な投票媒体と認識されています
- 🤹♂️みんなバラバラ。連邦制を敷いている米国では、各州によって投票機や手続き、用紙が統一されていません
- 💸変更するにもカネがかかる。地方選挙の資金不足は慢性的に非常に深刻なうえ、今年の大統領選挙では係員のためのPPE購入資金もかさんでいます
SURPRISING DISCOVERIES
世界のトリビア
- 韓国が直面する「キムチの大惨事」。今夏の台風の影響で、国民的発酵食品の主な原料となるハクサイの畑が壊滅状態にあります。
- ある採掘会社が、チリの金鉱で数十億ドルの利益を上げようとしている。しかし、彼らは、まずは鉱山に居座る25匹のチンチラを移動させなければなりません。
- 科学者たちは、「史上最速の現象」の記録に成功した。これは光子が水素分子1つを横切るのにかかる時間で、その時間は247ゼプト秒でした。
- フラワーゾーンは駐輪禁止。オランダのアムステルダムでは、木製のプランターを設置して、サイクリストが橋に乗り入れるのを阻止しようとしています。
- 今年のハロウィーンは、あなたの元にキャンディーがやってくる。Hersheysは遠隔操作でおやつを届ける移動ドアを開発しました。
【今日の夕方は…】
水曜夕方のニュースレター「Deep Dive」は、アフリカの今をフィーチャー。官吏による悪辣な人権侵害が批判を浴びていたアフリカ・ナイジェリア。パンデミック下でのデモは、批判の矛先にあった警察特殊部隊の解体へとつながりました。若者たちのデモを支えたテクノロジーを、お伝えします。
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