Daily Brief:トランプ「演説は適切だった」

Daily Brief:トランプ「演説は適切だった」

Daily Brief

世界で今起きている事

Quartz読者の皆さん、おはようございます。今朝も世界から、今起きている事、次に起こる事をお伝えします(英語版はこちら)。

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Image: REUTERS/CARLOS BARRIA
  1. インド最高裁が農業新法の施行を差し止めた。インドの農産物取引を自由化する新法の施行をめぐり、無期限延期を命じました。しかし、農業者たちは抗議を続けると表明しています。
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    India’s Supreme Court put the country’s new agriculture laws on pause. But farmers said they will keep protesting.
  2. ズームはさらに15億ドルを求めている。ビデオ会議サービスを提供する米ズーム・ビデオ・コミュニケーションズ(Zoom video communications)が、15億ドル(1,556億円)相当の株式の公募を実施すると発表しました。同社の2019年の株式公開以来、最大規模となる見込みです。
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    Zoom is looking for another $1.5 billion. The videoconferencing company’s new stock offering will be its largest since going public in 2019.
  3. 中国の別の都市がロックダウンされた。北京近郊で広がる新型コロナウイルスの感染を受けて、河北省はロックダウンの対象地域を拡大。同省廊坊市では、住民500万人に7日間の自宅隔離が課されます。一方、日本では緊急事態宣言の対象地域が京都、大阪など7府県に拡大されます
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    Another Chinese city locked down. A seven-day home quarantine was imposed on the five million residents of Langfeng in Hebei province, which surrounds Beijing. Meanwhile, Japan will today expand a state of emergency to seven more prefectures, including Kyoto and Osaka.
  4. 海外から米国への渡航者は陰性証明が必要に。ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)によると、航空便の利用者に対する新しい規則は1月26日から導入される見込みです。
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    International visitors to the US will need to show a negative Covid-19 test. The new rule for airline passengers is expected to take effect Jan. 26, the Wall Street Journal reports.
  5. トランプは先週の暴動をめぐる責任を否定。現職の米大統領、ドナルド・トランプは、複数の犠牲者を出した連邦議会議事堂での暴動をめぐり、直前に彼が行った演説内容は「完全に適切だった」と述べました。一方、下院は火曜日(12日)、マイク・ペンス副大統領に合衆国憲法修正25条を発動してトランプ大統領を罷免するよう求める決議案の採決を行う予定です
    🤭
    Trump said last week’s riot wasn’t his fault. Sitting US president Donald Trump called his comments before and during the insurrection at the Capitol that left several dead “totally appropriate.” Meanwhile, the House of Representatives will vote on a resolution on Tuesday (local time) calling on vice president Mike Pence to remove Trump from office.

What to watch for

全アフリカ注目の選挙

Elections billboards for Uganda’s president Yoweri Museveni, and opposition leader Robert Kyagulanyi, also known as Bobi Wine in Kampala, Uganda January 12, 2021.
Elections billboards for Uganda’s president Yoweri Museveni, and opposition leader Robert Kyagulanyi, also known as Bobi Wine in Kampala, Uganda January 12, 2021.
Image: REUTERS/BAZ RATNER

1月14日にアフリカ東部・ウガンダで行われる大統領・国会議員選挙。12日(現地時間)、ウガンダ政府は、国民のソーシャルメディア・プラットフォームへのアクセスをブロックしました。こうした野党弾圧の動きは2016年の前回選挙を思い起こさせますが、その苦しい闘いに、テック企業も巻き込まれているかたちです。現職大統領による30年超の長期政権が倒れることになるかどうか、アフリカ全体が今回の選挙に注目しています。

注目すべき大統領候補は、次の2人です。

  • ウェリ・ムセベニ(Yoweri Museveni):34年間政権を握っている76歳の現職大統領。元大統領イディ・アミン(在位:1971 – 1979年)に対する反乱に関与し、大統領就任以降は、あらゆる反対勢力を黙らせる残忍な弾圧戦術で知られる。選挙戦に先立ち、大統領の年齢制限の変更を指示した。
  • ボビ・ワイン(Bobi Wine):歌手で、若い世代に人気のある38歳の国会議員。本名はロバート・キャグラニ(Robert Kyagulanyi)。ムセベニ政権の汚職を非難する声を上げてきたが、2020年11月には身柄を拘束され、その際に起きた抗議デモでは50人が死亡している。

Charting the fear gauge

暗号通貨、世界第5位

流通しているハードカレンシーの時価総額と暗号通貨のそれとを比較すると、今日の「暗号通貨マニア」の規模がいかほどのものかを知る手がかりになるでしょう。

各国中央銀行やその他経済情報データベースから収集したデータをもとに分析すると、暗号通貨は、世界で流通している通貨として5番目に位置します。いまや、インドや英国のような大国で流通している貨幣・紙幣の合計を上回っているのです(少なくとも、再びその価値が急落しない限りは)。

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SURPRISING DISCOVERIES

世界のトリビア

  1. 米国の温室効果ガス排出量は、1990年以来の低水準に。パンデミックは、2009年の経済不況よりも大きな影響をもたらしています。
  2. このクツ見たら…。珍しいナイキのスニーカーが、先週の米連邦議会議事堂での暴動で爆発物を仕掛けた人物をFBIが逮捕する手がかりになりそうです。
  3. 何もしないのに感謝されるある日本人。その37歳の男性は「何もしないこと」で見知らぬ人びとを助けてきました。
  4. フランスのワインが宇宙空間から帰還することになった…。ボルドーの未開封ボトル12本は、国際宇宙ステーションで1年間、熟成されていました。
  5. …一方、サモサがフランスに不時着。イギリスのレストラン「チャイワラ」は、その美味しいおつまみを気球で宇宙に送ろうとしていました。

【今日の夕方は…】

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Image: REUTERS/ISSEI KATO

毎週水曜夕方のニュースレター「Deep Dive」では、変化し続けるグローバル経済の動きにフォーカス。今日は、揺らぐ東京五輪の開催に対し、世界がどんな視線を注いでいるかをお伝えします。


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