Daily Brief:WHOが今日、武漢入り

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Daily Brief

世界で今起きている事

Quartz読者の皆さん、おはようございます。今日も世界から届いている最新ニュースを、Daily Briefからチェックしましょう(英語版はこちら)。

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  1. 米下院、ドナルド・トランプの弾劾訴追決議案を採決へ。米大統領が2度も弾劾されるのは初めてのことですが、上院多数党院内総務のミッチ・マコーネルは、ジョー・バイデン次期大統領が大統領に就任するまでは、弾劾裁判にかかる上院の再招集はしないと述べました。一方、エアビーアンドビー(Airbnb)では、大統領就任週のワシントンDCではすべての予約ができなくなっています。
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    The US House of Representatives voted to impeach Donald Trump, again. The US president is the first to be impeached twice—but majority leader Mitch McConnell said he won’t call back the Senate for a trial before president-elect Joe Biden takes office. Meanwhile, Airbnb cancelled all booking in Washington, DC for inauguration week.
  2. 日本は、ビジネス目的のアジアの「トラベルバブル」を一時停止。東京の非常事態宣言が2月7日に終了するまで、外国人訪問客の入国は許可されません。
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    Japan put its Asia business travel bubble on hold. No foreign visitors will be allowed into the country until Tokyo’s state of emergency ends Feb. 7.
  3. イタリアの元首相が「脅迫」を完全に実行した。マッテオ・レンツィが連立政権から離脱。イタリア政府の崩壊はほぼ確実になりました。
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    Italy’s former prime minister followed through on his threat. Matteo Renzi pulled his party out of the ruling coalition, all but ensuring the government’s collapse.
  4. アリババとテンセントは米国の投資禁止令から逃れる。一方で、米政府は中国人民軍と関係の深い他の9社に対する米国人の投資を禁止すると報じられています。
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    Alibaba, Tencent, and Baidu are safe from a US investment ban. However, the government will reportedly bar Americans from investing in nine other companies with ties to China’s military.
  5. フォックスコンとGeely(吉利)が提携。台湾の半導体メーカーと中国の自動車メーカーは、世界の自動車産業に製造とコンサルティングサービスを提供する計画です。
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    Foxconn and Geely are teaming up. The Taiwanese chipmaker and Chinese carmaker plan to provide production and consulting services to the global auto industry.
  6. アマゾンがインドでオンライン学習プラットフォームを開始。「Amazon Academy」は、インド国内の多くの工科大学で利用されている入学試験に向けて準備する学生を支援します。
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    Amazon is launching an online learning platform in India. Amazon Academy will help students ready for an entrance exam used by many of the country’s engineering colleges.

What to watch for

WHOが武漢入り

世界保健機関(WHO)のチームメンバーは、COVID-19の発生源と、動物から人間への感染経路を調査するため、今日、中国に到着します。数カ月にわたり中国政府と交渉してきたこの調査によって、約200万人が死亡しているパンデミックについてより多くが解明されることが期待されています。1年前の今ごろ、COVID-19についてわたしたちが知っていたことを紹介します。

  • 2019年12月30日:武漢市の保健当局が、地元の海産物市場に関連していると思われる異常な肺炎について病院に報告
  • 12月31日:武漢市の保健当局が「謎の肺炎」の27の症例について声明を発表。WHO(世界保健機関)のカントリーオフィスがこの声明を発見し、さらなる情報を要求
  • 2020年1月4日:WHOはTwitterで、新種のウイルスに関する初の声明を発表
  • 1月9日:WHOは、中国がこれを新種のコロナウイルスだと断定したと発表
  • 1月11日:61歳の男性がこの病気で初めて死亡。中国がウイルスの遺伝子配列を共有
  • 1月13日:中国国外では初となる新型コロナ患者をタイで確認
  • 1月20日:中国は、このウイルスが人から人へ感染することを確認
  • 1月23日:武漢をはじめとする3都市で、初のロックダウンが実施

Charting the most-watched shows

最も観られた番組は?

2020年のNetflixとDisney+は、それぞれ『タイガーキング』から『マンダロリアン』まで、新しいオリジナル番組で成功を収めました。しかし、実際にどれくらい観られたかという点でいえば、何年も新しいエピソードが出ていないままのシリーズのほうが「人気があった」ようです。

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多くのデータが示すのは、消費者がストリーミングサービスを契約するきっかけとなるのはオリジナルの新作ドラマや映画だということ。一方、『ジ・オフィス』のような古いライブラリータイトル(他社からライセンスを受けていることが多い)は、目を引く新作リリースの谷間で、ユーザーのサブスクリプション契約を維持するためのものだとされてます。ただし、マイケル・スコット(『ジ・オフィス』のキャラクター)らがNetflixを離れてNBCユニバーサルのストリーミングサービス「ピーコック(Peacok)」に移行し、Peacokの新規加入者が急増したとすれば、その理論は批判されるでしょう

『フレンズ』ファンの皆さん、ニールセンのデータにはNetflix、Disney+、Hulu、Amazonしか含まれていないので、HBO Maxの番組が勝っている可能性があります。ホッとしましたか?


SURPRISING DISCOVERIES

世界のトリビア

  1. イーロン・マスクの適当なつぶやき。テスラの創業者がメッセージングアプリを称賛したところ、似た名前の「Signal Advance」の株価が急騰しました。
  2. ミナミオオガシラは新しいダンスをしている。ヘビたちは、「投げ縄運動」を駆使して木に登る方法を見つけました。
  3. 中国共産党の迫害から香港の民主活動家を逃す方法:まず、偽の気候会議を計画する。次に、その会議に香港の民主活動家を招待する。
  4. ウォルト・ディズニー・ワールドは、新型コロナ陽性のゲストをフォート・ウィルダネスに隔離する。このリゾート施設には数百棟の独立したキャビンが設置されているので、感染者を確実に隔離できます
  5. パンデミックと人工呼吸。インストラクターたちは、感染症を恐れるあまり、人命救助を行う人が減ってしまう可能性を心配しています。

【今日の夕方は…】

REUTERS/Benoit Tessier
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Image: REUTERS/Benoit Tessier

毎週木曜夕方のニュースレター「Deep Dive」では、あたらしい消費のかたちにフォーカス。今日は、気候変動を意識した動きを推進する施策や取り組みを、「買い物」に焦点を起き、フランスからレポートします。


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