Daily Brief
世界で今起きている事
Quartz読者の皆さん、おはようございます。今日も世界で起こっていることをまとめてお届けします。
- ナレンドラ・モディはジャム・カシミール州の指導者と会談した。インドの首相は、同地域の自治権を2019年に剥奪してから初めての会談で、選挙への道筋を提示しました。
Narendra Modi met with leaders from Jammu and Kashmir. India’s prime minister offered a path to elections in the first talks since the region’s special status was revoked in 2019. - グーグルはサードパーティークッキーをもうしばらく使用することになった。広告業界がサードパーティークッキーの代替方法を検討するなか、グーグルは、Chromeブラウザでのインターネット閲覧履歴追跡技術の利用停止を2023年まで延期します。
Google is sticking with third-party cookies a little longer. The company will delay the phaseout of the internet tracking technology in its Chrome browser until 2023, as the ad industry figures out how to replace it. - マイクロソフトが新OSを披露。「Windows 11」は、より速く、より安全であると謳われています。また、Androidのアプリも使えるようになります。
Microsoft showed off a new operating system. Windows 11 is billed as faster and more secure. It also will be able to run Android apps. - ジョー・バイデンの超党派のインフラ法案は、早くも高いハードルに直面している。ナンシー・ペロシ米下院議長は、上院が「財政調整措置」(リコンシリエーション)によって、より広範なインフラ整備計画を可決するまで、下院はこの法案を採決しないと述べました。
Joe Biden’s bipartisan infrastructure bill already faces hurdles. Speaker Nancy Pelosi said the House won’t vote on it until the Senate passes a broader infrastructure package through budget reconciliation. - チームスターズはアマゾンに狙いを定めた。米アラバマ州の倉庫での組合結成活動が失敗に終わった数カ月後、全米トラック運転手組合(Teamsters)はEコマース大手の従業員らの組合結成を支援することを決議しました。
The Teamsters set their sights on Amazon. The union voted to support organizing efforts at the e-commerce giant, months after a unionization drive failed at an Alabama warehouse. - EUはベラルーシにさらなる制裁を科した。5月に反体制派を逮捕するためにライアンエアー(Ryanair)の航空機を強制的に着陸させたことをめぐり、追加の制裁を決定しました。ベラルーシの産業が広範囲にわたってブラックリスト化され、これまでで最も厳しい措置となります。
The EU slapped more sanctions on Belarus. The blacklisting of a broad swath of the country’s industries are the toughest yet over the forced grounding of a Ryanair flight to arrest a dissident in May. - 日本でのオリンピック関連のCOVID症例は、これまで知られていたよりも多かった。毎日新聞によると、すでに判明しているウガンダからの2人以外にも、2月以降、4人の外国人入国者から陽性反応が出ているそうです。
Japan had more Olympics-related Covid cases than previously known. The Mainichi Shimbun reports four foreign arrivals have tested positive since February, not including the two from Uganda.
What to watch for
UFOの真実はいかに
米国防総省は、未確認飛行物体(UFO)に関する調査の詳細を記した、機密扱いを受けてない報告書を公開します。信じたい気持ちは分かりますが、あまり期待しないでください。リークされた報告書(およびこれらの調査の歴史)には、米軍パイロットによる最近の奇妙な物体の目撃について、決定的なことは何も書かれていないからです。
熱心な研究者のなかには、これらの証言を地球外からの訪問者や政府の隠蔽説と結びつける人もいますが、地球外生命体を探る科学者はもっと半信半疑です。リモートセンサーの不調だという説もあるし、パイロットが見ているのはロシアや中国のドローンだという説もあります。簡単には説明できませんが、おそらく真実はそこにあるはずです。
Charting social media platforms
Twitterから乗り換え
ナイジェリア政府が、国内でのTwitter使用を無期限停止すると6月4日に発表した約1週間後、「ナイジェリア政府」をはじめとする政府関係者のアカウントが、インド発のソーシャルメディア、Koo(クー)に作られました。Kooは、モデレーションポリシーが比較的緩く、Twitterに代わるプラットフォームとして知られています。
Kooは、Twitterの使用禁止による「空白」に乗じて、ナイジェリアでの事業を拡大しており、ナイジェリア人、とくに北部の社会政治運動をリードする若者たちは、自分たちの関心事についてオンライン上の公の場で会話を続ける手段として、Kooに乗り換えています。しかし、既存のソーシャルメディアの強豪に対抗するためには、Kooは、ユーザーにFOMO(Fear of missing out、取り残されることへの恐れ)を感じさせるようなコンテンツのクリティカルマスを生み出すために、熱狂的なユーザーを増やす必要があります。
SURPRISING DISCOVERIES
世界のトリビア
- 「サステナブルな」ビットコイン企業が、廃石炭を燃やしてマイニングするための資金を調達した。しかし、これは一種の汚染を別の汚染に置き換えているだけです。
- 米国の医療費の負債をすべて買っても、一人当たり3ドル(約330円)以下。これは、債権回収会社がわずかな金額で債権を買い取っているからです。
- 3,000年前サメに襲われた被害者には、790個の歯形があった。彼は仲間と一緒に釣りをしていたのではないかと考えられていますが、より大きな船が必要だったかもしれません。
- すべての恐竜が熱帯に住んでいたわけではない。なかには、北極圏に生息していた恐竜もいます。
【今週のPMニュースレター】
かつて蜜月とも言われた英中関係も、昨年の香港「国家安全法」施行以降、変化してきました。ウイグル問題に揺れ、G7首脳会談以降さらに悪化している両国の関係は、世界経済の様相を大きく変えつつあります。今週の午後のニュースレターでは、識者の声をお届けしていきます。
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