Daily Brief:ダッカからの大脱出

Daily Brief:ダッカからの大脱出

Daily Brief

世界で今起きている事

Quartz読者の皆さん、おはようございます。今日も世界で起こっているニュースをお届けします(英語版はこちら)。

Image for article titled Daily Brief:ダッカからの大脱出
Image: REUTERS/Mohammad Ponir Hossain
  1. シドニーがロックダウン。オーストラリア最大の都市では、新たに少なくとも30人のデルタ株への感染が確認されており、その数はさらに増えることが予想されています。ワクチン接種率が低いなか、「COVIDゼロ」戦略は厳しい試練に直面しています。
    Sydney went into lockdown. Australia’s biggest city recorded at least 30 new cases, but that number is expected to grow—the “zero-Covid” strategy faces a stern test with vaccination levels low.
  2. ダッカから大量の人が避難している。バングラデシュの首都では、木曜日(7月1日)に厳しいロックダウン規則が施行されるのを前に、数千人の人々が故郷や農村部に逃げ込んでいます
    Dhaka is experiencing a mass exodus. The Bangladeshi capital’s strict lockdown rules come into force on Thursday, and thousands are fleeing to hometowns and villages.
  3. フィリピンは元大統領を追悼する。しかし、現職の大統領であるロドリゴ・ドゥテルテは、土曜日(26日)に行われたベニグノ・アキノ3世の葬儀に参列しませんでした。アキノは「ノイノイ」(Noynoy)の愛称で国民に親しまれました。
    The Philippines mourns its former president. But the current leader, Rodrigo Duterte, did not attend the funeral of Benigno “Noynoy” Aquino III on Saturday.
  4. セリーナ・ウィリアムズはオリンピックでプレーしない。米テニス界のスーパースターは東京五輪への不参加を表明しましたが、理由については説明しませんでした。
    Serena Williams won’t play at the Olympic Games. The US tennis superstar confirmed her withdrawal, without explaining her reasons.
  5. オピオイドに関する訴訟でジョンソン・エンド・ジョンソンが2億3,000万ドル(約254億円)で和解した。米製薬大手、ジョンソン・エンド・ジョンソン(Johnson&Johnson)は、医療用麻薬オピオイド入りの鎮痛剤の中毒を助長したとして、米ニューヨーク州から訴訟を起こされていましたが、責任や不正行為は認めませんでした。
    Johnson & Johnson settled an opioids lawsuit for $230 million. The US pharmaceuticals giant, which did not admit liability or wrongdoing, was facing claims it fueled an addiction crisis in New York state.
  6. 何者かがコロンビア大統領のヘリコプターを銃撃。政府は、イバン・ドゥケへの襲撃に関する情報に対して80万ドル(約8,800万円)の報奨金を提供するとしています。
    Unknown attackers shot at the Colombian president’s helicopter. The government is offering an $800,000 reward for information on the assault on Iván Duque.
  7. 中国は火星ミッションの新しい画像を公開した。探査車「祝融」(Zhurong)は5月に火星に着陸しました。
    China released new images of its Mars mission. The Zhurong rover landed on the red planet in May.

What to watch for

「混雑」するイベント

Image for article titled Daily Brief:ダッカからの大脱出
Image: REUTERS/Benoit Tessier

大規模なスポーツイベントの混雑はすでに元通りになっていますが、実際にどの程度混雑しているかは場所によって異なります。先週のUEFA欧州選手権(EURO 2020)では、同じ日の夕方、ブダペストで見られた満員のスタジアムと、ミュンヘンでの分散した観客の様子が対照的でした。旅行にしても、他のものにしても、共通の基準はまだありません。

今週もさまざまなイベントがありますが、もしあなたが適切なタイミングで適切な場所にいれば、その一部を生で見ることができるかもしれません。

🚴🏽‍♂️ツール・ド・フランスは、土曜日(26日)にフランス北西部のブルターニュ地方で開幕。サイクリストたちは、フランス国内を約2,100マイル(約3,400キロ)にわたって走行します。なお、サイクリストが何十人も転倒する大クラッシュがすでに発生しています。

🎾大坂なおみ、ラファエル・ナダル、シモナ・ハレプ、ドミニク・ティエムなどの有力選手が不在のまま、今日28日(月)からウィンブルドンが始まります。

⚽️ EURO 2020は続きます。今日は、クロアチア対スペイン、フランス対スイスです。

一方、東京オリンピックに関しては、テニスのセリーナ・ウィリアムズの不参加が明らかになりました。最新のスポーツハイライト、関連ニュースなどは、「Need to Know」の東京オリンピック・ニュースレター(英語)にご登録ください。


Charting US retirement rates

米国の離職率が急上昇

米国で新型コロナウイルスが大流行してから最初の半年間に300万人近くの米国人が離職し、完全雇用へと戻るのが難しくなる可能性があります。

辞めることで彼らの影響力を示す労働者が増える一方、離職することで労働市場からの自立を示す労働者もいる、とティム・ファーンホルツ(Tim Fernholz)は書いています。パンデミックのあいだ、離職した米国人の割合は約18.5%から19.5%に急増しました。

Image for article titled Daily Brief:ダッカからの大脱出

離職者が急増すると、米国のマクロ経済政策に関する計算が狂うかもしれません。300万人の離職者の一部が職場に戻ってこないとすれば、政策立案者が考えている雇用のインセンティブはオーバーシュートしている可能性があり、それが賃金や物価の上昇につながるかもしれません。


SURPRISING DISCOVERIES

世界のトリビア

  1. 南アフリカでは、一妻多夫制が合法化されるかもしれない。しかし、この国の保守派は、女性が複数の夫を持つことを好んでいません。
  2. ジョン・ロックは「ろくでなし」だったと言われている。17世紀の偉大な哲学者であるジョン・ロックは、英国人にしては珍しく、うぬぼれ屋で、怠け者で、偉そうな性格だったと、新たに発見された手記が伝えています。
  3. 英国軍の機密文書がバス停に放置されていた。先週、英国の駆逐艦がロシア軍機と緊張状態となった際の機密情報が含まれていました。
  4. メアリー・ローズ号には黒人の船員がいたかもしれない。ヘンリー8世の旗艦は1545年に沈没しましたが、考古学者は1982年に回収された骨を研究しています
  5. 北朝鮮の人々は、最高指導者が小さくなっているのを心配している。金正恩の最近のビデオ映像を見ると、明らかに痩せています

🎧 Podcastは月2回、新エピソードを配信中。AppleSpotify

👀 TwitterFacebookでも最新ニュースをお届け。

👇 のボタンから、このニュースレターをTwitter、Facebookでシェアできます。ニュースレターの転送もご自由に(転送された方へ! 登録はこちらからどうぞ)。