Daily Brief
世界で今起きている事
Quartz読者の皆さん、おはようございます。今日も世界で起こっていることをチェックしましょう。
- 集会でのパフォーマンスを理由に香港の歌手が逮捕された。香港の反汚職監視当局は、3年前に民主派のイベントに参加したとして、歌手のアンソニー・ウォン(黄耀明)を逮捕しました。
A Hong Kong singer was arrested for performing at a rally. Hong Kong’s anti-corruption watchdog arrested Anthony Wong for his participation in a pro-democracy event three years ago. - EUがフェイスブックを調査している。欧州委員会は、フェイスブックによる米顧客サービスソフトウエア開発、カスタマー(Kustomer)の買収計画について、独占禁止法違反の可能性があるとして調査しています。
The EU is investigating Facebook. The European Commission is investigating Facebook’s takeover of customer service software Kustomer for potential antitrust violations. - 中国のテック企業取り締まりで1.5兆ドル(約164兆円)が消えた。習近平政権がここ数カ月でハイテク分野に厳しい政策をとっているため、株価は低迷しています。
China’s tech crackdown has erased $1.5 trillion. Stocks are suffering after Xi Jinping’s government has gotten tougher on the tech sector in recent months. - ベラルーシの短距離走者がポーランドに向かった。練習していなかった種目に無断でエントリーされ、強制的に帰国させられるのを拒否したクリスツィナ・ツィマノウスカヤ(Krystsina Tsimanouskaya)は、ポーランドのビザを取得しました。
A Belarussian sprinter heads to Poland. After being signed up for a race she didn’t train for and refusing a forced flight home, Krystsina Tsimanouskaya has obtained a Polish visa. - The GOATが帰ってきた。米女子体操界のGOAT(Greatest of all time、史上最高)と評されるシモーネ・バイルズが個人種目別平均台の決勝に戻ってきます。
The GOAT returns. Simone Biles will be back for the individual finals on balance beam.
What to watch for
スペースXとの差
「その構造さえ理解していれば、NASAの意思決定のプロセスにもっとうまく入り込めたはずでした。これについては理解していたつもりでしたが、時間が経つにつれ、なんとなく変わってしまったのです」
──NASAの有人探査チーフ、キャシー・ロイダーズ
天候や宇宙ステーションの傾斜が改善されれば、本日(3日)、NASAは宇宙船ボーイング・スターライナーを無人のデモ飛行で打ち上げる予定です。ボーイング(Boeing)のこれまでの歩みは波乱ずくめであり、昨年の無人飛行のミッションではスターライナーが国際宇宙ステーションへの到達に失敗しています。
一方、ボーイングと同じNASAのプログラムに参加したスペースX(SpaceX)は、はるかにスムーズな旅路を歩んでいます。両社の明暗を分けた理由について、NASAは、ボーイングにシステムエンジニアリング能力への過信があったと見ており、その結果、新興企業であるスペースXへの注目がより高まっています。
とはいえ、この説明は、両社の宇宙船製造方法における本当の違いを見逃しているといえます。スペースXにおけるエンジニアリングのアプローチは、シリコンバレーに影響を受けた製品開発スタイルから生まれたものであり、一方ボーイングにおけるそれは、コンピューティング時代以前の複雑な機械の設計方法がベースになっているからです。
Charting the US housing boom
住宅バブルなのか
米国の住宅市場が過熱し、その価格は記録的な伸びを示しています。2008年の金融危機の記憶がまだ消え去らないなか、バブルを懸念する声もありますが、今回の住宅ブームの内情はかなり異なります。
具体的には、融資基準は(リーマンショックの原因となった)サブプライムローンバブルの時よりも高く、銀行システムは強化されているほか、政府は住宅を買えない人にまで住宅を提供するようには市場に働きかけていません。
さらにいえば、かつて低品質の住宅ローンをAAA格付けの証券に変身させていた金融工学はすでに省かれており、世界で影響力を持つ政策立案者たちは、米国の住宅価格がずっと上昇し続けるとは考えなくなっています。とはいえ、本格的な危機が発生しないという事実は、高騰する住宅市場の蚊帳の外に締め出された人々にとってはなんの慰めにもならないかもしれません。
SURPRISING DISCOVERIES
世界のトリビア
- GETTRに過激なコンテンツが氾濫している。親トランプ派サイトであるGETTRの投稿監視に対する野放しな姿勢が、イスラム国(IS)支持者によるテロリスト礼賛を助長しています。
- ダイアナ妃のウェディングケーキがオークションに出品されている。40年前に作られたケーキは400ドル(約4万5,000円)以上の値がつくと見込まれていますが、オークションの主催者はこれを食べることは勧めていません。
- ガチョウが逆さまに飛んでいるのが撮影された。このヒシクイ(Bean Goose)はウィフリングと呼ばれる動作をしているところを撮影されましたが、専門家によると、見せびらかしているだけかもしれないとのことです。
- ホワイトハウスはワクチン促進のため、インフルエンサー軍団を編成した。ゲーム実況のTwitchの実況者に加え、YouTuber、TikTokers、そして18歳のポップスター、オリビア・ロドリゴ(Olivia Rodrigo)が参加しています。
- 実物のスポンジ・ボブとパトリックが海の底にいるのが発見された。海綿とヒトデです…。これ以上の説明は必要ですか?
🌍 毎週1通の「アフリカ」/「宇宙」ニュースレターは、皆さんにとって価値ある情報をお届けできていたでしょうか? ぜひこちらから1〜2分程度のアンケートへのご協力をお願いします。
🎧 Podcastは月2回、新エピソードを配信中。Apple|Spotify
👀 Twitter、Facebookでも最新ニュースをお届け。
👇 のボタンから、このニュースレターをTwitter、Facebookでシェアできます。ニュースレターの転送もご自由に(転送された方へ! 登録はこちらからどうぞ)。