Daily Brief
世界で今起きている事
Quartz読者の皆さん、おはようございます。今日も世界で起こっていることをチェックしましょう。
- 中国は、感染拡大で30人以上の当局者を処罰した。中国政府は、江蘇省南京市の空港から感染が広がった新型コロナウイルスの変異型、デルタ株への対応に怠慢や不手際があったことは容認できないとしています。
China punished more than 30 local officials for outbreaks. Beijing says it won’t accept slack or incompetent handling of the delta Covid-19 variant, which it pinpoints to an airport in Nanjing. - 山火事がギリシャの一部を破壊している。EUは、ギリシャのエビア島からの集団避難につながった火災と戦うために、史上最大の消火活動を開始しました。
Wildfires are destroying parts of Greece. The EU has mounted its largest-ever firefighting operation to battle the blaze that led to mass evacuation from the island of Evia. - TikTokは今や世界で最もダウンロードされているソーシャルメディアアプリだ。Facebookは、米国においてすら、もはや王者ではありません。
TikTok is now the world’s most downloaded social media app. Facebook is no longer king—not even in the US. - アマゾンとフリップカートに対するインドの独占禁止法の調査は前進する。インドの最高裁判所は、Eコマース大手のアマゾンとフリップカート(Flipkart)が、インド競争当局による調査を中止するよう求める訴えを退けました。
India’s antitrust probes into Amazon and Flipkart will move forward. The country’s Supreme Court sided against the e-commerce giants’ attempts to stop the investigations. - 米軍は部隊にワクチン接種を命じている。接種率が比較的低いため、他国への展開が難しくなっていました。
The US military is ordering troops to get vaccinated. Inoculation rates have been relatively low, which makes deployment to other countries more challenging. - サムスンのトップが刑務所から釈放される。贈賄や横領の罪で有罪判決を受けたサムスン電子(Samsung Electronics)の副会長、李在鎔(イ・ジェヨン)は、韓国の矯正施設内の過密状態を緩和するために、他の数百人の収監者とともに仮釈放される予定です。
Samsung’s leader will be released from jail. Lee Jae-yong, who was convicted on embezzlement charges, will be paroled along with hundreds of other prisoners to ease overcrowding within South Korea’s correctional system.
What to watch for
コインベース復調
コインベース(Coinbase)が本日(10日)、2回目となる四半期決算報告を発表します。この暗号資産取引所の株価は、4月の上場から下落を続け、初値の381ドルから278ドルまで下落していますが、ビットコインの持ち直しにカリスマ投資家のキャシー・ウッド(Cathie Wood)が率いるARK Investによる追加投資もあいまって、直近では株価も上向いています。
一方で、主要なマーケットでは、暗号資産は厳しい監視下に置かれており、米国でも証券取引委員会(SEC)や連邦議会が規制の網を追加する構えを見せています。これら圧力により、コインベースのコアビジネスや株価の動きが、表に出ている数字より複雑化する可能性があります。
Charting extreme weather events
異常気象の頻度
気候変動についての新たな報告書は「人類への赤信号」です。
気候変動に関する政府間パネル(IPCC)によると、地球上で蔓延している深刻な熱波、干ばつ、洪水、そして山火事の増加は、疑いようもなく人間の温室効果ガス排出の直接的な結果であるとしています。
66カ国から集まった234人の科学者が、8年の歳月をかけて、徹底的に真正な報告書を作成しました。そして、彼らはとうとう世界の政治動向を気候モデルに加えました(世界各国の政府もこの報告書を承認しています)。ちなみに、今回はこれまでより多様性に富んだ代表メンバーが集まっています。
この最新の報告書は、気候変動がすでに起きていること、そして将来の壊滅的なレベルの温暖化を食い止める可能性が急速に失われつつあることを明確に指摘しています。しかし、同時に、1度の数分の一レベルの抑制でも重要であり、最悪の事態を防ぐためには今からでも遅くないことも強調しています。
Small but mighty
小国でもピリリ
夏季オリンピックで最もメダルを獲得している国は、米国、中国、ロシアなどであることは周知の通りです。しかし、人口の多い国には、アドバンテージがあります。より多くの選手団を送り込むことができ、その選手も、より多くの人々の中から選ぶことができるからです。
ここで、議論を均等にするための一つの方法があります。人口に対するメダル獲得数の割合が最も高い国はどこでしょうか? 前回の夏季大会(2016年リオデジャネイロ)では、メダル1個あたりの人口が少ない国は以下でした。
- 🇬🇩 グレナダ:オリンピックメダル1個あたり10万6825人(メダル総数1個)
- 🇧🇸 バハマ:19万4,009人(メダル総数2個)
- 🇯🇲 ジャマイカ:24万7,812人(メダル総数11個)
一方、インドは一貫してこのトレンドに逆らっています。10億人以上の人口を抱えながら、オリンピックで勝った実績は乏しく、2016年のメダル1個あたりの人口比率は6億5552万5,263人(メダル総数2個)と、最下位でした。
SURPRISING DISCOVERIES
世界のトリビア
- 南アフリカが、平凡な響きの特許を取得した。しかし、それは人間ではなく、AIの発明者に付与されました。
- 1,000年前の墓には、非常に尊敬されていた、おそらくノンバイナリージェンダーの人物が葬られていた。鉄器時代の遺骨のDNA分析では、クラインフェルター症候群が指摘されています。
- 日本の親は、赤ん坊の顔写真入りの米袋を送ることができる。コロナによる制限のせいで産まれたての赤ん坊をハグできない?それなら、この同じ重さの米袋をぜひ。
- カナダには大麻が多すぎる。大麻を合法化しても、生産者が期待したほど売れるようにはなりませんでした。
- IKEAはミートボールの香りがするキャンドルを作った。瓶、ワックス、芯がセットになっていて、自分で組み立てることができます。
🌍 人気のニュースレター連載「Next Startups」のナビゲーター・久保田雅也さんとともに7月まで実施したウェビナーの、新シリーズがスタートします。最新テックをはじめ、ビジネス×カルチャーの最前線を伝えている「Off Topic」(オフトピック:Podcast /Substack、bytes:Podcast)とのコラボレーションでお届けする新シリーズは、同メディアの宮武徹郎さんをゲストにお招きして8月下旬開始予定です。
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