Daily Brief
世界で今起きている事
Quartz読者の皆さん、おはようございます。金曜日のグローバルニュースをお届けします。
- 中国の新しい5カ年計画は、テック企業に追い打ちをかける悪いニュース。デジタル経済、独占、国家安全保障に関する新たな規制が迫っています。
China’s new five-year plan is more bad news for its tech companies. New regulations regarding the digital economy, monopolies, and national security are on the horizon. - さらなる主要都市がタリバンの手に落ちた。アフガニスタン第3の都市であるヘラート、州都のガズニとカラエナウが木曜日(12日)に制圧されました。米国政府はアフガニスタン国内から人員を退避させる準備を進めており、首都カブールは30日以内に攻略される、との見方もあります。
More major cities fell to the Taliban. Fighters took control of Herat, Afghanistan’s third-largest city, and provincial capitals Ghazni and Qala-I-Naw on Thursday. US officials are preparing to evacuate personnel from the country, and some say Kabul could be captured in 30 days. - ペイティーエムのIPOは、元取締役が支払いを求めているため遅れる可能性がある。ロイター通信によると、インドの電子決済サービス、ペイティーエム(Paytm)の取締役だったAshok Kumar Saxenaは、自分の投資に対して株式を受け取っていないと主張しています。
Paytm’s IPO could be delayed by a former director who wants his due. Ashok Kumar Saxena claims he never received shares for his investment, Reuters reports. - テスラの工場は、東ドイツの共産主義の基金から援助を受けている。旧体制の犠牲者たちは、テスラに810万ユーロ(約10億4,000万円)の補助金を支出することに不満を抱いています。
A Tesla factory is getting help from an East German communist fund. Victims of the former regime are not happy about the €8.1 million ($10 million) subsidy. - アリババはセクハラ対策に取り組んでいる。中国のEコマース大手は、今週初めにレイプの告発が反発を招いた後、申し立てを調査するため、5人の女性幹部で構成する委員会を設置しました。
Alibaba is taking steps to address sexual harassment. The Chinese e-commerce company is setting up a committee of five female executives to investigate complaints after rape allegations sparked a backlash earlier this week. - アジアのテック企業の決算が好調。東芝は自動車向け半導体の販売で黒字に転換し、バイドゥ(Baidu、百度)はより多様な収益源で予想を上回り、フォックスコン(Foxconn、鴻海精密工業)は30%の増益となりましたが、これは皆が新しいスマートフォンを買っているからです。
It was a good day for Asian tech earnings. Toshiba is back in the black thanks to automotive chip sales, Baidu smashed estimates with a more diverse revenue stream, and Foxconn’s profit increased 30% because we’re all buying new smartphones.
What to watch for
いよいよシーズン開幕
イングランド、ドイツ、スペインのサッカーのトップリーグが今週末開幕します。この3つのリーグは、世界で最も裕福なスポーツリーグですが、いずれもパンデミックの間には、無観客試合によって、大きな打撃を受けました。今シーズン、ついに観客たちは戻り、歌う準備ができています。
サッカーの試合日程は、複数のテレビ契約が重なっており、年間を通じてコンテンツが求められることから、世界のメジャースポーツの中でも特に過酷なものとなっています。
今シーズンは、パリに注目が集まっています。カタールのオイルマネーによって運営されているパリ・サンジェルマンは、この夏、巨額の資金を元に、世界最高峰の選手であるリオネル・メッシを獲得するなど、並外れたタレントを揃えました。
Charting India’s VC industry
インドのVCブーム
インドのテックスタートアップの成長は、起業ブームだけでなく、現地のベンチャーキャピタル業界にもブームを巻き起こしています。インドのベンチャーキャピタル上位10社は、この30カ月間だけで、600件近い資金調達ラウンドに参加し、420社以上のベンチャー企業を支援しています。10年前には、インドの主流のベンチャーキャピタルは4、5社しかなく、多くは企業に属し、たいていは安全な投資を行っていました。
しかし現在、インドには少なくとも55のユニコーンが存在し、この勢いが、資金力のあるユニコーンに、一歩踏み出すためのさらなる選択肢を提供しています。こうした投資家は、海外の投資家ほど資金力はないかもしれませんが、大きな強みがあると彼らは信じています。それは、インドでの経験を熟知しているということです。
SILVER MEDAL SADNESS
銀メダルの悲哀
次にメダル授与式を見るときは、表彰台のメダリストたちの表情に注目してみてください。当然のことながら、金メダルを獲得した選手は高揚した表情をし、銅メダルを獲得した選手も、おそらく興奮していることでしょう。
しかし、銀メダルの場合はどうでしょうか?
銀メダルを獲得した選手は、金メダルや銅メダルの選手よりも悲しげな表情をしていることが多い、ということが学術的な調査によって分かっています。心理学者たちは、銀メダルと銅メダルの反応を「反実仮想」、つまり、「手に入れられたかもしれないもの」に執着しているからだとしています。
銅メダリストは、4位という大惨事を逃れ、3位になれたことを喜んでいることが多いでしょう。しかし、銀メダリストは、獲れていればどれほどの栄光だったかと、あと一歩及ばなかった金メダルに執着しているのかもしれません。
SURPRISING DISCOVERIES
世界のトリビア
- 10億ドル(約1,100億円)の宇宙服が、NASAの2024年の月面着陸を阻む。260°F(約127℃)からマイナス280°F(約マイナス173℃)に耐えられる、いわば1人用の宇宙船を作るのは簡単なことではありません。
- 亡命したベラルーシの選手が、eBayでメダルを販売中…。短距離走者のクリスツィナ・ツィマノウスカヤは、そのお金で母国の他の選手を支援すると語っています。
- …一方、日本のソフトボール選手は新しいメダルを手に入れる。名古屋市長は後藤希友のオリンピック金メダルに噛みつきました。
- ストーンヘンジが長持ちしいてる秘密は、Quartz(石英)にある。石英は石の強度を高め、風雨による浸食の影響を受けにくくします。
- この小さな野草には秘密がある。western false asphodelは昆虫を好んで食べます。
🌍 人気のニュースレター連載「Next Startups」のナビゲーター・久保田雅也さんとともに7月まで実施したウェビナーの、新シリーズがスタートします。最新テックをはじめ、ビジネス×カルチャーの最前線を伝えている「Off Topic」(オフトピック:Podcast /Substack、bytes:Podcast)とのコラボレーションでお届けする新シリーズは、同メディアの宮武徹郎さんをゲストにお招きして8月下旬開始予定です。
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