Daily Brief
世界で今起きている事
Quartz読者の皆さん、おはようございます。本日も世界で起こっていることをまとめてお届けします。
- 米国の規制当局は、16歳以上を対象にファイザー/ビオンテックのワクチンを正式に承認した。米ファイザー(Pfizer)と独ビオンテック(BioNTech)が共同開発した「Comirnaty」は、COVID-19ワクチンとして初めて緊急使用ステータスを卒業しました。これにより、ワクチン接種を躊躇している人たちに変化をもたらす可能性があります。ジョー・バイデン米大統領は、企業にワクチン接種の義務化を促す好機をとらえました。
US regulators gave the Pfizer/BioNTech vaccine full approval for those 16 and older. Comirnaty is the first Covid-19 vaccine to graduate from emergency use status, which could move the needle for the vaccine hesitant. President Joe Biden seized the opportunity to urge companies to mandate shots. - ファイザーは、がん治療にも力を入れている。同社は、カナダで設立され、免疫治療薬を手掛けるトリリウム(Trillium)を22億6,000万ドル(約2,400億円)で買収する予定で、製薬大手にとって重要な一日となりました。
Pfizer is also doubling down on cancer treatment. It was a big day for the pharmaceutical giant, who will also be purchasing Trillium, a Canadian immuno-therapy firm, in a deal worth $2.26 billion. - ヴァージン・オービットは、SPACを利用して公開市場に打って出る。米宇宙開発のヴァージン・オービット(Virgin Orbit)は人工衛星を低軌道に乗せることに重点を置いており、その前に、姉妹会社である米ヴァージン・ギャラクティック(Virgin Galactic)と同様に、特別買収目的会社(SPAC)と合併する予定です。
Virgin Orbit will use a SPAC to launch itself into the public market. The company focuses on getting satellites into low orbit, and will merge with a special purpose acquisition company like its sister company, Virgin Galactic, before it. - ポーランドは、ベラルーシとの国境に壁を建設している。ポーランド政府は、自国に移民が殺到しているのは、ベラルーシのアレクサンドル・ルカシェンコ大統領の計画の一環だとしています。
Poland is building a wall on the border it shares with Belarus. The Polish government says the flood of migrants into its country is part of Belarussian president Alexander Lukashenko’s plan. - インドが国有資産を収益化している。インフラや倉庫のリースは、今後4年間で最大810億ドル(約8兆8,800億円)の利益をもたらし、官民パートナーシップを刷新する可能性があります。
India is monetizing state assets. Leasing out infrastructure and warehousing could bring in as much as $81 billion over the next four years and revamp public-private partnerships. - JDドットコムは、中国のテック企業への取り締まりをうまく乗り切っている。中国のEコマース大手、JDドットコム(JD.com、京東)の四半期の売上高は、ライバルであるアリババ(Alibaba、阿里巴巴)やテンセント(Tencent、騰訊)とは異なり、好調に推移しています。
JD.com is weathering the Chinese tech crackdown well. The e-commerce company’s quarterly sales figures were strong, unlike those of its rivals Alibaba and Tencent.
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What to watch for
G7、アフガンで結集
米大統領のジョー・バイデンは本日(24日)、他のG7諸国の首脳と会談し、アフガニスタンの現状に対応するための最善の方法について議論を行います。アフガニスタンでは、米国と同盟国の突然の撤退により、タリバンがわずか10日足らずで首都カブールを陥落しています。
タリバンは昨日、各国の国民と特定のアフガニスタン人を避難させるための期限を、8月31日以降、延長しないことを改めて伝えています。
バイデンをはじめとする各国首脳は、タリバンが節度ある統治を行うという約束を守ることを望んでいますが、現地の人々は、最悪の事態が起きることに備えています。代わりに同地域では、ロシアと中国が影響力を持つことになりそうです。
Charting China’s carbon trading
中国の排出権取引
中国の炭素取引市場における排出権価格が8月20日に過去最低を記録しました。これは、市場の構造的な欠陥によって、排出権取引が、気候変動に対する有効な武器として機能していないことを示す新たな兆候となっています。7月中旬に市場が開設されて以来、対象となる企業が排出権を大量に保有しているため、1日の取引量が大幅に減少しているのです。
EUにも炭素市場がありますが、その仕組みは異なります。8月20日、中国の価格が7.55ドルになった時点で、EUでは63.80ドルで取り引きされていました。
SURPRISING DISCOVERIES
世界のトリビア
- マンチェスター・シティのファンは飲むことも食べることもできる。英国のサッカークラブのホームスタジアムでは、食べられるビスケットのようなカップを試しています。
- 初期の『ゼルダ』のゲームがオークションに出品されている。グッドウィル(Goodwill)に持ち込まれたこのゲームのように、未開封の貴重なソフトは価格が高騰しています。
- McBoatfaceのNFTは存在する。この2016年のジョークにまだ面白さを感じるようなら、漫画のようなイラストを所有することを検討してみてはいかがでしょうか。
- ハチがティーンエイジャーのペットになった。羽根が折れていたベティは、今では助けてくれた人の後をついて回るようになりました。
- スリランカの象は、より多くの権利を得た。その中には、IDカードや「飲酒運転」からの保護も含まれています。
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