Daily Brief
世界で今起きている事
Quartz読者の皆さん、おはようございます。本日も世界で今起きていることをお届けします。
- 変異株が、さらなる規制と国境閉鎖を煽っている。世界経済フォーラム（WEF）は、オミクロン株の感染拡大を受けて、ダボスで予定されていた年次総会の開催を延期しました。一方、イスラエルは新たに10カ国を渡航禁止対象に加え、カナダのケベック州は学校と企業を閉鎖しています。
The variant is fueling more restrictions and border closures. The World Economic Forum is delaying its annual meeting in Davos as omicron spreads. Meanwhile, Israel is banning travel to 10 new countries, and Quebec province is closing schools and businesses. - 「ワクチン接種者もオミクロン株に感染」とWHO。しかし、米モデルナ（Moderna）は、3回目のワクチン接種で、急速に感染拡大しているCOVID-19変異株に対する抗体が増加するとしており、EUは米ノババックス（Novavax）製ワクチンの使用を承認しました。
The WHO said omicron is infecting the vaccinated. However, Moderna said a third shot of its vaccine increases antibodies against the fast-spreading covid-19 variant, and the EU cleared Novavax’s vaccine for use. - ドイツで新しい中央銀行総裁が任命された。与党・社会民主党とのパイプを持つヨアヒム・ナーゲル（Joachim Nagel）は、ドイツ連邦銀行（中央銀行）でキャリアを積みました。
Germany named a new central bank chief. Joachim Nagel, who has ties to the social democratic party, is a career central banker. - 中国のトップライブストリーマーが脱税で罰金を科された。「ライブコマースの女王」として知られる「薇婭」（viya）こと黄薇（Huang Wei）は、謝罪する投稿の中で、13億4,000万元（約238億円）のペナルティを受け入れました。
A top Chinese live-streamer was fined for tax evasion. Huang Wei, or Viya online, accepted the 1.34 billion yuan ($210 million) penalty in an apology post. - 中国では、職場でのセクハラに関する法律が議論されている。この法案は、企業が女性の求職者に結婚や妊娠の予定を尋ねることを禁止するものです。
China is debating a law on sexual harassment in the workplace. The legislation would bar companies from asking female job applicants about marriage or pregnancy plans.
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What to watch for
バイデン VS オミクロン
米国のジョー・バイデン大統領は本日（21日）、オミクロン株の拡散への新たな対策について演説します。現状では、バイデン氏はこの新たな危機に対してほとんど責任を果たしていません。先週金曜日に行われた記者会見では、ホワイトハウスのコロナ対応調整官が、ワクチンを接種していない人々を非難し、病気になるのは当然だと指摘しました。
しかし…この考え方には欠陥があります。
- 💉人々はワクチンを打たない理由は一つではありません。病気に年齢、コミュニケーションの欠如にアクセス不足など色々あります。
- 👤 コロナ感染拡大の責任を、個人に負わせることはできません。
- 🤒 こうしたアプローチは、コロナ自体への偏見につながり、感染を「道徳的な失敗」として扱うことにつながってしまいます。
- 🤔 何よりワクチンに懐疑的な人たちに改心してもらうのに、彼らを辱めても、何の効果ももたらさないでしょう。
Joe Manchin is wrong about…
マンチンの間違い
米国のジョー・マンチン上院議員は、今年、ジョー・バイデン大統領の靴下に入った石炭の塊（ありがたくないクリスマス・プレゼント）になる決意を決めたようです。ウェストバージニア州選出の同議員は、気候変動や社会問題に1兆7,500億ドル（約200兆円）を費やすバイデン氏の肝入りの法案「Build Back Better（よりよい再建）」に賛成票を投じないと日曜日に明らかにしました。マンチン氏は反対理由として、その巨大な金額を挙げていますが、実は彼が表や裏で述べている見解には、まさに…誤りがあります。
- ❌ エネルギー価格は、そもそも「市場」に左右されていません。米国政府は現在、石油・ガス生産に対し、年間約200億ドル（約2.2兆円）もの補助金を出しています。
- ❌ インフラ投資を見送ることは、お金を節約する良い方法ではありません。長期的に見ると、気候変動を無視する方がアメリカ経済にはるかに大きなダメージを与えます。
- ❌ アメリカ人たちは、（Build Back Betterで追加支援予定の）子供税の控除（≒児童手当）で、ドラッグを買っているのではありません。借金を返済したり、貯蓄を増やしたり、家族のために必要なものを買っているのです。
SURPRISING DISCOVERIES
世界のトリビア
- オランウータンは採餌を教えるために子どもから餌を取り上げる。母親が見つけた簡単に手に入る花に手を伸ばしたオランウータンの子どもは、冷たくあしらわれてしまいます。
- ある教授が埋蔵金の在り処をシラバスに隠していた。しかし、学期末になっても隠された50ドルは同じ場所に残ったままでした。
- もうすぐTikTokの料理が注文できるようになる。動画共有サイトのデリバリー専用キッチンでは、TikTokでバズった料理を提供する予定です。
- ジョギング中にドレイクを聴くと、走るのが遅くなる。ある研究によると「ホットライン・ブリング」は、レースタイムが長くなるだけでした。
- 企業は通常、95％の部分で欠陥がない状態で運営される。シックスシグマ（Six Sigma）は完璧を求めましたが、それは長続きしませんでした。「Quartz Obsession」ポッドキャスト（英語）の最新エピソードで、エディターのOliver Staleyが語っています。
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