Daily Brief
世界で今起きている事
Quartz読者の皆さん、おはようございます。本日も世界で今起きていることをお届けします。
- オミクロン株は重症化しづらいというデータがさらに示された。これは良いニュースですが、この変異株の高い感染力がどのように作用するかについては、科学者たちもまだ分かっていません。一方、英国では初めて1日当たりの感染者数が10万人超を記録しました。
More data shows omicron is less likely to lead to hospitalization. While that’s good news, scientists are still unsure how the variant’s high transmissibility will play out. Meanwhile, the UK recorded more than 100,000 daily cases for the first time. - WHOはCOVID-19のブースタープログラムを批判した。世界保健機関（WHO）の当局者は、富裕国と貧困国のワクチン格差が広がれば、パンデミックを長引かせるだけだとしています。これとは別に、米ウォルター・リード陸軍研究所（WRAIR）は変異株対応ワクチンの開発に取り組んでおり、米ファイザー（Pfizer）のCOVID-19向けの飲み薬の緊急使用が、米国で承認されました。
The WHO criticized covid-19 booster programs. Widening vaccine inequality between rich and poor nations will only prolong the pandemic, officials said. Separately, the US Army is working on a variant-proof vaccine, and Pfizer’s covid-19 pill was cleared for use in the US. - AWS、この1カ月で3回目の障害。米アマゾン・ウェブ・サービス（AWS）で今回発生した短時間の障害の原因は、バージニア州にあるデータセンターの停電でした。
Amazon Web Services saw its third outage in a month. The culprit of the brief disconnection this time was a power outage in Virginia. - ナショナル・ホッケー・リーグの選手たちは北京オリンピックに参加しない。NHLのコミッショナーは、COVID-19の感染者が急増しているため、参加は「もはや不可能」だと述べました。
National Hockey League players won’t go to the Beijing Olympics. Participation is “no longer feasible” because of surging covid-19 cases, the NHL’s commissioner said. - ルノーの中国自動車ベンチャーがリストラされる。フランスの自動車メーカー、ルノー（Renault）と華晨中国汽車（Brilliance Auto Group）との中国での合弁企業は、支払いを行えなくなりました。
Renault’s Chinese vehicle venture is restructuring. The French carmaker’s venture with Brilliance Auto Group in China has been unable to make payments.
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What to watch for
プーチンの年末会見
ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は本日（23日）、毎年恒例のマラソン記者会見に登場します。2001年に彼がロシア大統領に就任して以来開催されているこの会見は、非常に手の込んだ、厳しく管理されたイベントで、伝統的に3時間を超え、昨年は4時間超となりました。
現在、ウクライナ国境にロシアが展開する軍事力を西側諸国が注視していることに加え、プーチン政権は独立系メディアや活動家、政敵を取り締まるなど、ロシアにとって極めて緊迫した時期です。プーチンはNATOと米国に対し、ウクライナ侵攻の可能性を煽っていると非難するでしょうが、個人と組織、とくに服役中の反体制派指導者アレクセイ・ナワリヌイに関係する厄介な弾圧について触れることはなさそうです。
プーチンは毎年、「Direct Line Q&A」や年次教書演説などのイベントと並行して、公式カレンダー向けにポーズをとっています。2022年版は、上半身裸でライフルを構える姿が印象的です。
What libraries lent in 2021
図書館で人気だった本
図書館にとって興味深い一年でした。電子書籍は2020年以前から増加傾向にありましたが、パンデミックによる休館やサプライチェーン危機が追い風となったのは確かです。しかし、電子書籍が人気でも、人びとは実際に、愛する図書館に戻ってきているのです。シアトル公共図書館の司書であるフランク・ブラジル（Frank Brasile）は、「全館がオープンした今、デジタル版の部数はわずかに減少し始め、印刷物の発行部数は増加傾向にあります」と述べています。米国の大都市にある14の図書館が『Quartz』に提供したデータによると、フィクションが主な注目すべき分野でした。
全体として最も多く貸し出された電子書籍はクリスティン・ハンナ（Kristin Hannah）の『The Four Winds』、2位がブリット・ベネット（Brit Bennett）の『The Vanishing Half』でした。
SURPRISING DISCOVERIES
世界のトリビア
- ホリデーシーズンは、スペインの生ハムのために「鼻」が忙しい。カラドール（においの専門家）は、最高のイベリコ豚のロース肉を嗅ぎ分けるために鼻をフル稼働させています。
- イチジクの葉、オレンジの皮、ジャスミンの香りはどうだろう？ これが、排出された炭素から作られた新しい香水の香りです。
- 古代のDNAから、英国の遺伝子の驚きの事実が判明。3,000年前に、半分がフランスから来た可能性があるといいます。
- 科学者たちは、完全な状態で保存された恐竜の卵の化石を発見した。中国南部の贛州市で見つかったこの化石は、少なくとも6,600万年前のものとみられます。
- 5,700年前の墓が、世界最古の家系図に。死者は、誰の子孫かで埋葬される場所が決まりました。
📆 年末のニュースレター配信は12/28夜まで。12/29〜1/3は、朝・夜の配信をお休みさせていただく予定です。
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