HERE’S WHAT YOU NEED TO KNOW
世界で今起きている事
Quartz読者の皆さん、おはようございます。スムーズに投票は進み、いよいよ開票がスタートする米大統領選。果たして決着はいつになるのでしょうか。本日もグローバルニュースをどうぞ(英語版はこちら)。
- 終わりそうにない米国の投票日。最後の投票者が大統領選の投票に向かうため、投票所では混乱が予想されていましたが、今のところそれほど混乱はないようです。12の地区のUSPS(米郵政公社)は、未配達となっている約30万の投票用紙を捜索するよう命じられ、主要な激戦州であるノースカロライナ州の選挙管理委員会は、火曜日(3日)朝のオープンが遅れたいくつかの投票所について、投票時間を延長することを緊急決定しました。
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The US election day that never seemed to end. As the last voters cast their ballots for president, the polling station chaos some were bracing for failed to materialize. Twelve United States Postal Service districts were ordered to sweep their locations for some 300,000 missing ballots, and key battleground state North Carolina’s election board made an emergency decision to extend the hours for some precincts’ polls that were opened late on Tuesday morning. - …非常に高い参加率で。少なくとも今のところは。1億人以上が期日前投票を行い、それがトレンドを示しているとすれば、米国の投票率は記録を更新する可能性があります。ただ、2020年の重要な問題と同様に、予測は信頼できません。ラテン系アメリカ人の投票率はすでに予想を上回っており、インド系アメリカ人は以前よりも多くのお金を米国の候補者に寄付しています。
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… With unusually high participation. At least thus far. More than 100 million votes were cast early, and if that indicates a trend, the US could break its own records—though as with any important question in 2020, predictions are unreliable. Latinx voter turnout has already surpassed estimates, and Indian Americans contributed more money to US candidates than ever before. - 追跡する方法はある。しばらくの間、最終的な結果はわからないかもしれませんが、少しずつ出てくる数字に注目する価値はあります。ある地域の数値が報告されると、実際の有用な情報を示してくれます。前回の大統領選で大きな批判を受けたNYT(ニューヨーク・タイムズ)の「選挙針」は、今も、事態がどの方向に進んでいるかを示す適切な指標ではありますが、本当の動きを実感するために、私たちは開票作業をライブ配信で見ることをお勧めしています。
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There are ways to keep track. We may not know definitive results for some time, but it’s worth keeping an eye on the numbers that do trickle in: Certain localities’ counts, when reported, will indicate real, useful information. The New York Times’s much-maligned election needle is still a decent indicator of which way things are going, but to truly feel like part of the action, may we recommend watching live ballot-counting? - しかし、投資家は明確な結果が出ると見ています。接戦の選挙となることがほぼ確実視されているなかでも、VIX指数(恐怖指数)は下落傾向にあります。パリやフランクフルトの株式市場も2日目にして上昇し、米国の大企業のS&P500指数に連動する先物は約1.2%上昇しました。また、原油と金も上昇しました。市場の乱高下は、投資家が選挙結果の経済に対する影響を楽観視しており、経済を支えるための米政府の景気刺激策の再開に向けた道筋があると考えていることを示しています。
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Traders, however, are positioned to see a clear outcome. Despite every indication it will be a contested election, the VIX volatility index—or the “fear gauge”—is on the decline. Stock markets from Paris to Frankfurt have also rallied for a second day, and futures linked to the S&P 500 index of large US companies climbed about 1.2% today. Oil and gold surged. The markets’ gyrations signal traders think the odds of a contested election are overblown, and that there’s a path toward renewed US government stimulus to support the economy.
Charting the green card backlog
グリーンカード待ちの行列
インドから来た数十万人のH-1Bビザを持つ労働者が、数十年におよぶグリーンカードの行列で立ち往生しています。推定約20万人は、グリーンカードを手に入れる前に寿命で亡くなる可能性が高いのです。この待機の行列は、抽選で国籍に関係なく発行されるH-1Bビザの年間発行件数と、国ごとに上限が設定されているグリーンカードのミスマッチの結果なのです。
議員たちは、厄介な移民問題の議論に巻き込まれるのを避けるために、グリーンカードの危機的状況を何年にもわたって放置してきました。さらに、トランプ政権になって問題は悪化しています。
もし何も変わらなければ、インド人のグリーンカード希望者が現在置かれている、195年待ち(!)というタイムラインは、10年以内に450年にまで延びる可能性があります。詳しくは、H-1Bビザにフォーカスした今週の<Filed Guide>をご覧ください(英語記事)。
Turning out to be no picnic
アントIPOに待った
Ant Group(アント・グループ)の注目のデビューが保留となりました。上海証券取引所は、金融サービスの規制をめぐる環境に「重要な変化」があり、上場や情報開示の要件を満たせないおそれがあるとして、中国の電子商取引大手であるAlibaba(アリババ、阿里巴巴)の傘下の金融会社、Ant Groupの上場を延期したと発表しました。Antはその後、香港証券取引所での上場も延期すると明らかにしました。
この驚くべき逆転劇は、ビリオネアでAntの支配株主でもある馬雲(ジャック・マー)と同社幹部2人が規制当局に召喚され、中国のインターネットで新しい 「ことわざ」が生まれた後に起こりました。馬雲によって設立されたAlibabaの米国株は火曜日(3日)、Antの上場延期のニュースがもたらされた後に下落し、馬雲の純資産は30億ドル(約3,130億円)減少しました。
SURPRISING DISCOVERIES
世界のトリビア
- ホウレンソウのパワー。研究者たちは、燃料電池や金属空気電池の重要な反応を触媒するために、緑色の葉をカーボン・ナノシートに変換しました。
- 巧妙ないたずらは数百年後も楽しめる。12世紀の石工は、スペインのガリシアにある大聖堂の片隅にこっそり自分の姿を彫っていました。
- ネズミの宇宙飛行士が、老化を遅らせる可能性を明らかに。ISS(国際宇宙ステーション)でのネズミを使った実験で、役に立ちそうな可能性のあるタンパク質の存在が明らかになりました。
- 財布を使った新しい投票。Democratic Values ETFは、「民主的な目的と候補者に対してコミットする」企業のみが対象になるとされています。
- Boaty McBoatfaceが出航。インターネット上で名前がつけられた調査船が、2021年の北極・南極での調査を前に、テスト航行に出ました。
【今日の夕方は…】
本日、4日(水)は「Africa Rising」。次なる有望市場として、凄まじい勢いで伸びている「アフリカ」の今をお届けしています。世界をあまねく襲ったパンデミック。その脅威にどう対処するべきか(すべきだったか)、議論のポイントはいくつもありますが、アフリカにジャーナリストを抱えるQuartzからは、同大陸諸国をはじめとする新興国にこそ、学ぶことがあるとするレポートをお届けします。
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